はじめまして。
ヘアメイクアップアーティストとして長年活動をしているエマブールです。
秋は台風シーズンとも言われますが、年々台風の威力が強くなっているので被害も大きく本当に怖いなと思います。
今回の台風13号は日本列島を直撃しないものの、沖縄県に大きな被害が出ないようにと切に祈るばかりです。
台風の影響で大雨が降る地域もあるので、あなたもぜひ気をつけて過ごしてくださいね。
今日は、ひさしぶりに購入したポットタイプのアイライナーについてご紹介します。
このブログを書いている私は、ヘアメイクアップアーティストです。
専門学校を卒業後、9年間ブライダルヘアメイクの経験を積みました。
ブライダルヘアメイクにおいては、セントラファエロ・アンジェルミエールにて5年連続顧客満足度第1位を獲得しています。
現在はフリーランスとしてCMなどのメディア撮影から結婚式のヘアメイクなど、さまざまな現場でヘアメイクアップアーティストとして活動をつづけています。
ヘアメイクアップアーティストとしてのくわしい活動については、ホームページをご高覧ください。
美しいラインと濃い発色を実現する|MACジェルアイライナーの魅力について
今回ご紹介するコスメは、「MAC|プロ ロングウェア フルイッドライン アイライナー アンド ブロウジェル」です。
私は仕事や自分のメイクではリキッドアイライナーを愛用していますが、10年以上前はこのポットタイプのジェルアイライナーを仕事で使っていました。
当時は「Ageha」という雑誌の影響で盛った髪型やかなりしっかりとしたメイクがとても流行っており、ブライダルヘアメイクにおいてもその風潮がありました。
そのときに私が愛用していたジェルアイライナーが、このコスメです。
ジェルアイライナーを一番最初に出したのは、「BOBBI BROWN」です。
そのあとMACをはじめ、さまざまなコスメメーカーさんからジェルアイライナーが販売されるようになりました。
これは余談ですがジェルアイライナーの誕生は、ボビイ・ブラウンさんがメイクをするさいアイライナーを持って行くのを忘れてしまい、マスカラを細いブラシの先に取って使ったのが始まりだそうです。
ヘアメイクアップアーティストの小田切ヒロさんが動画でこのお話をされていましたが、新しいコスメの誕生は現場での思わぬ発想の転換から生まれることを実感するばかりです。
MACのジェルアイライナーを選んだ理由について
ジェルアイライナーは、販売されてまだ歴史の浅いコスメです。
ですがメイクの変化に合わせて、その形状もポットタイプからペンシルタイプへと主流が変わっていきました。
その主流となっているペンシルタイプではなく、今回私がポットタイプのジェルアイライナーを選んだ理由は、
点です。
一般的な細く切れ長なアイラインを引くのであれば今使っているリキッドアイライナーでじゅうぶんですが、いただいている仕事の中にコンテスト用のヘアメイク依頼をいただいており、
コンテスト用のメイクで時間を短縮しながらアイラインを強調させるには、ポットタイプのジェルアイライナーが良いかも。
そう考えたことが、今回1番の選んだ理由です。
またちょっぴりケチなお話ですが(笑)、価格がBOBBI BROWNよりも安いこと。
上記の長所だけを見るとポットタイプのジェルアイライナーの方が良いように思うかもしれませんが、もちろん短所もあります。
それは、
ことです。
ポットタイプのジェルアイライナーは、あなたが望むとおりのアイラインを自由自在に引くことはできますが、そのためにはアイライナー専用のメイクブラシを使う必要があります。
また固まると硬くなり、何度ブラシを使ってもアイライナーをブラシに取ることができなくなってしまいます。
まだペンシルタイプのジェルアイライナーが販売される前のころ、某メーカーさんから販売されていたプチプラコスメのポットタイプのジェルアイライナーを買ったことがあります。
流行の入れ替わりやペンシルタイプのジェルアイライナーの台頭でポットタイプのジェルアイライナーを使うことがなくなってしまい、しばらくしてフタを開けてみると、中でアイライナーが固まってコロコロと音を立てて容器の中で転がっていました(苦笑)
このような状態になると、もうアイライナーとして使うことはできません…。
MACやBOBBI BROWNクラスになるとあまりそのようなことはありませんが、それでも固まらないことはないため、万が一使えなくなってしまったときにあまりに高いととてももったいないのでMACを選びました。
繊細なラインからアーティスティックなアイラインまで思いのままに
ジェルアイライナーの主成分は、おもに油と粉でできています。
そのため発色の強い、しっかりとしたアイラインを引くことができます。
今はスマッジプルーフ処方*のジェルアイライナーも増えましたが、リキッドアイライナーよりもにじみやすいのがジェルアイライナーの短所として挙がります。
*スマッジプルーフ処方とは…油分に強い耐性を持つ処方がされていること。
にじみにくくするためのポイントとしては、下まぶたの目のキワにしっかりとフェイスパウダーを付けることです。
これは、ほかのアイライナーやアイシャドウのにじみにも対応できるのでぜひ試してみてください。
ペンシルタイプのジェルアイライナーはさらに進化を遂げ、芯先の細いものなどさまざまなものが販売されています。
ですが主成分が油であるため、描き方や使っているうちにアイラインが太くなりがちです。
その点細いブラシの先を使って自在に太さを変えることのできるポットタイプのジェルアイライナーは、とても便利です。
ブラシの先にジェルアイライナーを取って少し手の甲でよぶんなアイラインを落としてからラインを引くと、リキッドアイライナーとおなじ細く切れ長のラインをキレイに引くことができます。
また舞台などで映える太いアイラインを引くときほど、ポットタイプのジェルアイライナーはその効果をより発揮してくれます。
おなじようにブラシにジェルアイライナーを取り、思い描くラインを引いて太さや長さを出していくと、とても印象的なアイラインを引くことができます。
Make : YUKI(AimaBle)
これだけの太さをほかのアイライナーで引くと、時間がかかるだけでなくムラができたりもするのでけっこう難しいです。
そこを手早く均一に表現できるのは、やはりこのジェルアイライナーの魅力です。
10年ぶりに使いましたが、私もあらためて良さを実感しています。
オススメのアイライナーブラシについて
BOBBI BROWN|ウルトラファイン アイライナーブラシ/ロング
*BOBBI BROWNのホームページより写真をお借りしています。
ポットタイプのジェルアイライナーを使うときにもっとも大切なことは、「ブラシ選び」です。
MACのブラシを調べてみましたが、私的にはBOBBI BROWNの方が描きやすいと思います。
アイライナーブラシを選ぶときのポイントは、
- ブラシ全体がうすく平らである。
- 先が少しとがっている。
ものがとても描きやすいです。
私は細く引くだけでなく太くアート的なラインを引くこともあるため、写真のようなデザインのアイライナーブラシを使っていますが、あなたをはじめ多くの方は細く切れ長のラインを引くことの方が多いと思います。
そのような方は、おなじBOBBI BROWNから販売されているこちらのブラシの方がより使いやすいと思います。
BOBBI BROWN|ウルトラ プリサイス アイライナーブラシ
*BOBBI BROWNのホームページより写真をお借りしています。
まとめ
ジェルアイライナーには、
・ポットタイプ
・ペンシルタイプ
の2種類があります。
またどちらも主成分は、油でできています。
そのためにじみやすいという点も挙がりますが、にじみにくくするためには、下まぶたの目のキワにしっかりとフェイスパウダーを付けて使ってみてください。
私が今回ポットタイプを選んだ理由は、
という点です。
ですが、
という面も持ち合わせており、初めて買う方は初期投資が高くなる点が少しネックかもしれません。
私も10年以上ぶりに買って使いましたが、
MAC|プロ ロングウェア フルイッドライン アイライナー アンド ブロウジェルは、繊細なラインからアーティスティックな太めのラインまで、ムラなく手早く美しく描けるアイライナーです。
濃い発色で、目元をしっかりと引き立てるのも魅力です。
今回は舞台用のメイク依頼をいただいているのでこのアイライナーを買いましたが、選んで正解でした♪
ポットタイプのジェルアイライナーは、ブラシ選びも大切。
・BOBBI BROWN|ウルトラファイン アイライナー ブラシ/ロング
・BOBBI BROWN|ウルトラ プリサイス アイライナーブラシ
がオススメです。
アイラインに繊細さを求める方には、先がスッと細い「ウルトラ プリサイス アイライナーブラシ」がオススメです。
舞台用のアイメイクをどのように仕上げるのかはおおまかなイメージが固まりつつありますが、このジェルアイライナーのおかげでさらにイメージが固まってほんとうに買って良かったです。
お客様に喜んでいただけるメイクを実現していきたいと思います。
- 繊細なラインから太さのあるラインまで手早く引くことができる。
- アーティスティックなアイラインを引きやすい
- ペンシルタイプよりも発色が強い。
- 買いやすい価格帯である。
- アイブロウペンシルの代わりとしても使える。
- アイライナーブラシが必要である。
- 固まると使えなくなる。
- メイクがにじみやすい。
Comments